
近年、多くのプレミアムドッグフードが開発されていますが、ドッグフード選びで大切なことは「その犬に合ったドッグフードであるか否か」です。
今回は特徴や掛かりやすい病気に応じて、人気犬種である「柴犬」におすすめのドッグフードをランキング形式でご紹介致します。
これから柴犬を飼う予定がある人や飼っている人は、ぜひ柴犬のドッグフード選びにご活用ください。
柴犬の特徴
他犬種と比べて皮膚が弱い
柴犬は他犬種と比較すると皮膚が弱く、アレルギー性皮膚炎(主にアトピー性皮膚炎)を生じやすいと言われています。そのため、ドッグフード選びでは動物性タンパク質が主原料になっている免疫力強化に役立つフードを選ぶことが大切です。
その他にも、低下しやすい皮膚のバリア機能を維持するために、オメガ3脂肪酸などの機能性成分が配合されたドッグフードを選びましょう。
1日10km前後の散歩がベスト
同じ柴犬でも個体差が生じますが、一般的に柴犬の散歩量は体重と同程度の距離だと考えられています。柴犬の平均体重は雄で10kg、雌で8kg前後。一例として9kgの柴犬の場合は1日9km程度の散歩を目安とすると良いでしょう。
時間換算で1日約1時間程度の散歩が必要であり、比較的運動量が多い犬種です。愛犬の体調と相談して、時には減らしてもOKです。
認知症の好発犬種
柴犬を中心とした日本犬は老犬期の認知症好発犬種です。認知症は栄養成分などで完全に予防することはできないものの、成犬期から脳の健康維持に役立つEPAやDHA(オメガ3脂肪酸)などの成分が配合されたドッグフードを選ぶことをおすすめします。
柴犬のドッグフードの選び方

総合栄養食を選ぶ
皮膚のバリア機能が低下しやすい柴犬の場合、動物性タンパク質におけるアミノ酸バランスや皮膚、角質に関わるビタミンA、乾性脂漏症(かんせいしろうしょう)の発症リスクに関わるビタミンEやB群のバランスやミネラルの配合バランスなど、ドッグフードの全般的な栄養バランスが重要になります。
そのため、ドッグフードを選ぶときはAAFCOの総合栄養食基準をクリアした、総合栄養食表記がある商品を選ぶことが大事です。
添加物が使われていないものを選ぶ
添加物はアレルギー発症リスクを高める他、長期間継続的に大量摂取することで消化器系症状を中心に様々な病気を引き起こす原因になります。
人工添加物(化学合成添加物)が使用されていないドッグフードを選ぶことはもちろん、柴犬のような免疫系に関わる皮膚病を発症しやすい犬の場合は、無添加ドッグフードを選ぶようにしましょう。
動物性タンパク質が使われているものを選ぶ
病気予防や柴犬の健康的な筋肉維持のため、免疫力維持に有効である消化吸収性に優れた動物性タンパク質が主原料のドッグフードを選びましょう。
動物性タンパク質は、含有量だけでなく肉や魚の質にも配慮が必要ですので、肉や魚の原産地や使われている部位が明確になっているものがおすすめです。
腸内の健康維持が期待できるドッグフードを選ぶ
全体の免疫細胞の半数以上が腸に集中しているので、柴犬の皮膚病予防やその他の病気予防のためには、腸の健康維持が欠かせません。消化吸収性に優れた動物性タンパク質が主原料になっていることはもちろん、適度な食物繊維を配合していたり腸の健康維持に効果的な機能性成分が配合されているドッグフードを選ぶと良いでしょう。
なお、腸の健康維持に役立つ機能性成分については、乳酸菌やビフィズス菌などの「プロバイオティクス」。フラクトオリゴ糖を始めとする「プレバイオティクス」。乳酸菌などの「バイオジェニックス」などが使われているフードがおすすめです。
柴犬専用ドッグフードでもOK
取り扱っているメーカーは少ないですが、犬種別ドッグフードはそれぞれの犬種がかかりやすい病気に配慮されていたり、身体の特徴に合わせて作られています。
なお、柴犬専用ドッグフードに関しては、皮膚の健康維持や免疫力強化に重点を置いて作られている商品が多いのが特徴です。
脳の健康維持が期待できる機能性成分
柴犬は認知症の好発犬種ですので、老犬期には適度に刺激のある生活や30分程度の日光浴、ストレス対策などが必須。若いうちから脳の健康維持に役立つEPAやDHA(オメガ3脂肪酸)などの成分が配合されたドッグフードを与えると良いでしょう。
柴犬にドッグフードを与える時の注意点
便や皮膚の状態を常に確認
同じ柴犬でも、それぞれ体質や病気の発症リスクなど個体差が生じます。ドッグフードは「その犬に合ったもの」を選んであげることが大切ですので、ドッグフードを変えたときは必ず便の状態や皮膚の状態など細かく観察してあげることが大切です。
柴犬がドッグフードを食べない時
食べない時の理由は3つ程あります。
- 匂いがなく気に入っていない
- ストレス・体調による食欲低下
匂いがなく気に入っていない
食欲はあるけれどフードの匂いを嗅いで食べない場合はまず、お湯でふやかして嗜好性を上げてみましょう。それでも食べない時は違うウェットフードを添えてみてください。
ストレス・体調による食欲低下
柴犬は他の犬に比べてストレスを感じにくい犬種です。しかし、どうしても環境の変化や睡眠などによりストレスをため込んでいる場合も。体調やストレスが優れないと判断した場合は早急に獣医師さんに診てもらいましょう。
柴犬におすすめしたいドッグフードランキング5選
- カナガンドッグフード4.9
カナガンドッグフードは、グレインフリー(穀物不使用)ドッグフード。体内に老廃物が溜まりにくく、穀物アレルギーを気にしている飼い主さんにおすすめです。その他、動物性タンパク質として骨抜きチキン(生肉)を26%使用。柴犬のように適度に運動が必要な犬は、健康的な筋肉維持や免疫力をサポートできます。
また、四肢や関節の健康維持に役立つグルコサミンやコンドロイチンも配合されています。
通常価格 ¥4,356(税込)/2kg 定期便価格 ¥3,484(税込)/2kg 第一主原料 鶏肉 タンパク質 29%以上 原産国 イギリス エネルギー 361kcal/100g \獣医師の81%が推奨! / - ブッチ4.7
Butch(ブッチ)のドッグフードは、アレルギーリスクを高めやすいグルテン(小麦)を使用せずに作られたグルテンフリーのドッグフードです。
人工添加物(化学合成添加物)不使用なのはもちろん、フード内の水分量が70%程度で消化吸収しやすいのが特徴。皮膚の健康維持に役立つ機能性成分、オメガ脂肪酸もバランスよく配合されているため柴犬におすすめです。
通常価格 ¥1,430(税込)/800g 定期便価格 ¥1,287(税込)/800g 第一主原料 鶏肉 タンパク質 10.5%以上 原産国 ニュージーランド エネルギー 116kcal/100g \今なら3本セットで¥3,000 / - ロイヤルカナン 柴犬用4.4
ロイヤルカナンの柴犬用ドッグフードは、皮膚や被毛の健康維持を目的とし、EPAやDHA、ルリチシャ油などが配合されています。また、腸内環境の健康維持(腸内細菌バランス)に配慮されており、消化性の高いタンパク質が使用されています。
その他、体内の活性酸素除去を目的とした抗酸化成分(ビタミンEやC、ルテインなど)が配合されているのドッグフードです。
※価格は6月1時点。通常価格 ¥4,059(税込)/3kg 定期便価格 なし 第一主原料 とうもろこし タンパク質 24%以上 原産国 フランス、韓国など世界16ヵ国 エネルギー 378kcal/100g \販売ページはこちらから / - みらいのドッグフード4.4
みらいのドッグフードは、薬膳の効果にこだわりをもち、免疫力維持に役立つ鹿や馬、鶏などの生肉を豊富に使用しているのが特徴。高タンパク質で質が良いため、皮膚の健康維持や免疫力の向上が期待できます。
アレルギーの原因になりやすい添加物不使用であることはもちろん、低温低圧製法で栄養素が損なわれないように製造されているのもポイント。豊富なラインナップが揃っていますが、皮膚の健康維持に配慮した商品(皮膚アレルギー用)に関しては、オメガ3脂肪酸やファイトケミカル食材が使用されているので、柴犬には特におすすめです。
通常価格 ¥5,500(税込)/1kg 定期便価格 ¥4,400(税込)/1kg 第一主原料 鹿・馬・魚・鶏 タンパク質 30%以上 原産国 日本 エネルギー 335kcal/100g \楽天ランキング10部門で1位 / - UMAKA4.3
うまかは人間基準を超えるドッグフードとも言われており、良質な九州産華味鶏を使用しています。免疫力の向上や皮膚・筋肉の健康維持に役立ちます。また、グルテンフリー(小麦不使用)のため、小麦に対してアレルギー症状がある犬にもおすすめです。
栄養バランスに優れたAAFCO基準をクリアした総合栄養食で、四肢や関節の健康維持に役立つグルコサミンやコンドロイチンも配合されています。
通常価格 ¥5,478(税込)/1.5kg 定期便価格 ¥3,278(税込)/1.5kg 第一主原料 鶏肉 タンパク質 21.5%以上 原産国 日本 エネルギー 350kcal/100g \在庫残りわずか!! /
まとめ
今回は柴犬の特徴や掛かりやすい病気に配慮したドッグフードの選び方に重点をおき、おすすめのドッグフードをランキング形式でご紹介させていただきました。
犬種ごとに皮膚のバリア機能や発症しやすい病気、体質などが異なるため、愛犬に合ったドッグフードを見つけてあげましょう。