
今では犬種別に考えられたドッグフードが数多く販売されています。全犬種に対応しているドッグフードでもいいですが、どうせなら犬種に特化したドッグフードがいいですよね。
そこで今回は、犬種別ドッグフードの選び方とドッグフードランキングを紹介します。
犬種別にドッグフードを分ける理由は?

犬種別の発症しやすい病気を予防できる
犬種別にドッグフードを分ける一番の理由は、個々の犬種が発症しやすい病気の予防を目的としています。
例えば、チワワであれば一般的に発症しやすい病気は、膝蓋骨脱臼や骨折、尿路結石症や角膜炎。このような場合、四肢や関節の病気予防であればグルコサミンやコンドロイチン、オメガ3脂肪酸が含まれたドッグフードを選ぶなど、犬種別に発症しやすい病気に配慮してドッグフードを選ぶことで、病気の予防効果が期待できます。
犬種別の体の構造に合わせられる
同じ犬種であっても個体差はありますが、ダックスフンドのように胴体が長い犬種がいたり、犬種によって運動量が異なるケースがあります。
その他、肥満になりやすい犬や肥満に特に配慮が必要な犬など、犬種によって体の構造や性質などが異なりますので、犬種別ドッグフードは「その犬に適したドッグフード」を選ぶ際、数多くのドッグフードの中で選択肢を狭めるために役立ちます。
犬種別サイズに合わせた粒サイズを提供できる
一言で犬といっても、超小型犬、小型犬、中型犬、大型犬、超大型犬と体のサイズは異なります。
また、マズルや口のサイズ、気管の太さなどの様々な要因で、ドッグフードの粒サイズを配慮しなければいけません。このような場合、犬種別ドッグフードを選ぶことで粒サイズが犬に適したものになりやすいため、むせる、誤嚥、吐き戻しなどの危険性が軽減できます。
犬種別ドッグフードの選び方
タンパク質の量や質を見て選ぼう
犬種別ドッグフードを選ぶときは、タンパク質の量だけでなく質にも配慮して選びましょう。
AAFCO(米国飼料検査官協会)基準で考えると、ドッグフードのタンパク質量は成長期の子犬で22.5%以上、成長期の成犬で18.0%以上に設定されていますが、最近ではタンパク質を50%以上に設定しているドッグフードも数多いのが特徴です。
タンパク質に関しては質にも配慮が必要で、消化しやすい良質な動物性タンパク質を使用したドッグフードを選ぶことで、免疫力の向上やアレルギー対策を中心に犬の健康維持に役立てることができます。
無添加のフードを選ぼう
近年、犬の食物アレルギーが増えていると言われていますが、保存料や着色料、保湿剤、酸化防止剤といった添加物もアレルギー要因の1つとして考えられます。
その他、長期継続摂取させることで発がんリスクを高めるなど、犬に健康被害を及ぼす添加物も数多くあるため、無添加ドッグフードを選ぶようにしましょう。
犬種別ドッグフードのメリットとデメリット

メリット
犬種別ドッグフードのメリットは、遺伝子的、または体の構造上その犬種が発症しやすい病気の予防が行いやすいという点です。
通常、サプリメントで与える成分がドッグフードに機能性成分として配合されているケースが多いのが特徴です。
デメリット
犬種別ドッグフードのデメリットは、製造メーカーや商品ラインナップが少ないという点です。
一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)では約200犬種を登録しており、飼っている犬種の商品ラインナップがないというケースは多いのではないでしょうか。
犬種別ドッグフードのランキング(各2種類)
トイ・プードル

<トイプードルは、流涙症や膝蓋骨脱臼、骨折の好発犬種であるため、免疫力応援に役立つ良質なタンパク質を使用したドッグフードがおすすめ!四肢・股関節の健康維持に役立つ機能性成分を配合したドッグフードを選ぶと良いでしょう>
CANAGAN(カナガン)
カナガンドッグフードは、着色料や保存料を使用していないのはもちろん、粒サイズも小粒でトイプードルのような小型犬に適しています。
トイプードルは、涙やけの原因である流涙症の好発犬種ですので、ドッグフードに含まれているタンパク質の質に配慮が必要。主原料となるチキンは、人が食べることができる基準である「ヒューマングレード」。原材料の品質の良さと動物性タンパク質量の多さ(50%)にこだわりを持つドッグフードです。
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みらいのドッグフード
みらいのドッグフード(長寿サポート)は、人が食べることができる基準である「ヒューマングレード」原材料にこだわったドッグフードです。
グルコサミンやコンドロイチンが豊富に含まれているため、膝蓋骨脱臼や骨折の好発犬種であるトイプードルにおすすめのドッグフードとなっています。
チワワ

<チワワは、膝蓋骨脱臼や骨折を起こしやすい犬種として知られているため、四肢・関節の健康維持に役立つ機能性成分が配合されたドッグフードがおすすめ!涙やけ予防のために、良質な動物性タンパク質が配合されたドッグフードを選ぶと良いでしょう>
MogWan(モグワン)
モグワンドッグフードは、化学合成添加物不使用なのはもちろん、粒サイズの小ささにおいてもチワワのような犬種に適しています。
モグワンには機能性成分として、四肢や股関節の健康維持に役立つグルコサミン、コンドロイチン、オメガ3脂肪酸が含まれているのが特徴です。その他、僧帽弁(そうぼうべん)閉鎖不全症の好発犬種であるとも言われているため、モグワンのような塩分量を調節した心臓への負担リスクが少ないドッグフードがおすすめです。
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Buch(ブッチ)
ブッチのドッグフードは、人口添加物不使用。小型犬のアレルギーリスクを高めやすいグルテン(小麦)を使用せず作られています。水分量が70%程度で消化吸収しやすいので、涙やけ予防も期待できるのが特徴。オメガ脂肪酸もバランスよく含まれています。
香り豊かで嗜好性が高いと評判のドッグフードですので、好き嫌いの多い犬にもおすすめのドッグフードです。
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ダックスフンド

<ミニチュアダックスフンドは、胴長という体の構造上、椎間板ヘルニアになりやすい犬種ですので、肥満対策が必要となります。その他、下痢や軟便などが起こりやすいため、胃腸の健康維持に配慮された免疫力向上に役立つドッグフードを選ぶと良いでしょう>
Buch(ブッチ)
ブッチのドッグフードは、動物性タンパク質が豊富で嗜好性が高い上に低脂肪です。水分量が生肉とほぼ同等の約70%であるため、効率よく消化吸収され、胃腸への負担軽減が期待できます。
ミニチュアダックスフンドのように肥満対策が必要な犬種におすすめで、関節や足腰の健康維持が期待できる機能性成分であるオメガ3脂肪酸が配合されています。
ニュートロジャパン シュプレモ
ニュートロジャパンのシュプレモドッグフードには、超小型犬~小型犬の体重管理用ドッグフードがあります。
人工添加物不使用なことはもちろん、主原料に良質なチキン生肉を使用。低下しやすい免疫力のサポートも期待できます。
ポメラニアン

<ポメラニアンは、膝蓋骨脱臼や大腿骨頭壊死症(レッグペルテス症)の好発犬種だといわれているため、四肢や関節の健康維持に役立つ機能成分が配合されたドッグフードがおすすめ!脱毛症にもなりやすいので、皮膚の健康維持ができる良質なドッグフードを選ぶと良いでしょう>
アランズナチュラルドッグフード・ラム
アランズナチュラルドッグフード・ラムは、穀物不使用のグレインフリードッグフードで、人工香料や着色料不使用で作られています。
関節や皮膚の健康維持に役立つオメガ3脂肪酸が配合されています。穀物や牛肉、豚肉、乳製品を使用していないため、アレルギーを引き起こしにくいのが特徴です。
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みらいのドッグフード
みらいのドッグフードには、個々の犬の健康に配慮した豊富なラインナップが揃っており、骨関節用(特別療法食H)や、ポメラニアンのように脱毛症を引き起こしやすい犬のために皮膚の健康維持に役立つドッグフード(特別療法食A)が用意されています。
一般的な成犬用の「長寿サポートドッグフード」の場合も、グルコサミンやコンドロイチン、MSMなどの機能成分が配合されているため、ポメラニアンの病気予防におすすめのドッグフードです。
柴犬

<柴犬は、アレルギー性皮膚炎の好発犬種。その他の皮膚トラブルも起こしやすい犬種ですので、皮膚や被毛の健康維持に役立つ機能成分が配合された、免疫力の高まるドッグフードを選ぶと良いでしょう>
FamTies(ファムタイムズ)
アレルギー性皮膚炎を発症しにくい状態にするためには、免疫力の向上がとても大切。犬の免疫細胞の多くが腸に集中しているため、アレルギー対策には胃腸ケアがとても大切になります。
FamTies ファムタイズ ヒューマングレード ドッグフードは、犬の消化能力に適した動物性タンパク質を豊富に使用することで腸内環境の健康維持や免疫力UPが期待でき、腸の健康維持に役立つビフィズス菌も配合されています。
INUMESHI フィースト ラム&ライス
アレルギーを引き起こしにくいと言われている「ラム肉」を豊富に使ったドッグフードで、十分な動物性タンパク質で免疫力のサポートが期待できます。
皮膚トラブルを引き起こしやすい小麦不使用で、皮膚や被毛の健康維持に役立つオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸が含まれています。
まとめ
それぞれの犬種によって発症しやすい病気などが異なるため、子犬のうちからサポートすることはとても大事。愛犬の犬種の特徴を子犬の時から理解しておきましょう。
また、今回紹介したのは犬種別のドッグフードですが、犬種にこだわらずに良質なドッグフードを購入したいという人は、国産ドッグフードのランキングや海外産ドッグフードのランキングを参考に愛犬に合ったドッグフードを選んでみてはいかがでしょうか。