愛犬の好みや健康を考えてドッグフードを選んだのに、保存に失敗してしまった。ドッグフードを開封したままにしておいたら、色や香りが変わってしまった。
このような問題で悩んだことはありませんか?
飼い主さんがせっかくドッグフードを厳選しても、保存状態によっては品質が落ちてしまいます。愛犬に美味しいドッグフードを食べてもらうためにも、保存方法や容器は重要です。
今回は、ドッグフードのタイプ別の賞味期限や保存方法、保存容器をセットでご紹介します。
ドッグフードタイプ別の賞味期限

ドッグフードのタイプ別の保存方法について説明する前に、まずは賞味期限について知っておきましょう。
せっかくドッグフードを保存しようとしても「賞味期限が切れていた!」では意味がありません。だからこそ、ドッグフードの賞味期限について理解することが重要です。
ドッグフードは水分量によって、3つのタイプに分けられます
- ドライフード
- ウェットフード
- 半生フード
さて、本題であるタイプごとの特徴と賞味期限について見てみましょう。
ドライフードの賞味期限
ドライフードタイプのドッグフードは、水分含有量が10%または10%以下のドッグフードです。水分の量が少ないため、長期保存に適しているという特徴があります。また、栄養価が高いドッグフードが多い点も特徴です。
ドライフードの賞味期限は未開封だと製造後1年、開封後は1~3カ月ほどが目安です。あくまでも目安なので、購入したドッグフードに記載してある賞味期限を参考にしてください。
ウェットフードの賞味期限
ウェットフードタイプのドッグフードは、水分含有量が75%ほどのドッグフードです。レトルトタイプのドッグフードや、パウチタイプのドッグフード、缶詰タイプのドッグフードをよく目にしませんか。パウチやレトルト、缶詰などが代表的なウェットフードになります。
ウェットフードの賞味期限は、未開封だと製造後2~3年、開封後は1~2日ほどが賞味期限の目安です。開封後は痛みやすいので、早めに与え終わりましょう。
半生フードの賞味期限
半生フードはドライフードとウェットフードの中間程度の水分量を含んでいるドッグフードです。半生フードには、水分量が25~35%のタイプと、10~30%程度のタイプの2種類があります。
半生フードは粒が小さめで水分も多めに含まれているため、老犬や食の細い犬でも食べやすいのが特徴です。半生フードの賞味期限は製造後2年ほどで、開封後は1週間程度です。
ドッグフードのタイプ別 賞味期限
- ドライフード:未開封1年 開封後1~3ヶ月
- ウェットフード:未開封2~3年 開封後1~2日
- 半生フード:未開封2年 開封後7日
ドッグフードタイプ別の保存方法

ドッグフードの開封後は直射日光や高温多湿を避けて保存するのが基本です。この他に、ドッグフードのタイプごとに保存方法を変えることがポイントになります。
ドライフードの保存方法
ドライフードは空気に触れることで、フードに含まれる油分が酸化してしまいます。そのため、空気に触れないように保存する必要があります。具体的な保存方法として密閉性の高いジッパー付きの袋や、真空状態にできるフード保存用の容器などを使います。
保存場所は結露やカビの原因になるため、冷蔵庫での保存は避け、常温の場所で行いましょう。
ウェットフードの保存方法
ウェットフードの賞味期限は1~2日と短いので、開封後はすぐ愛犬に食べさせることが基本です。量が多かったなどの理由により保存が必要になった場合は、保存容器にフードを移し替えましょう。缶詰などのフードの包装をそのまま使う場合は、ラップを使うなど乾燥を防ぐ工夫が必要です。
ウェットフードの容器は、冷蔵庫または冷凍庫で保存します。
すぐ食べる場合は冷蔵庫で保存し、賞味期限ギリギリまで時間が空く場合は冷凍庫で保存するなど、保存方法を使い分けるといいでしょう。なお、冷凍庫で保存した場合は、解凍に冷蔵庫を使う点もポイントです。
半生フードの保存方法
半生フードの保存方法はウェットフードの保存方法に似ています。半生フードも賞味期限が1週間ほどと短めなので、基本的に早く食べきることが重要です。
半生タイプのドッグフードが余った時は、保存用の容器に移し替えて冷蔵庫または冷凍庫で保管します。冷凍庫で保存した際は、解凍は冷蔵庫で行いましょう。また、1食分ずつ小分けにできる容器を準備すると便利です。
ドッグフード用のおすすめ保存容器
ショップジャパン「真空コンテナ中 3個セット」

ワンプッシュで真空状態を作り出せる真空容器です。密閉性が非常に高いので、ドライフードの保存でお悩みになる酸化をしっかり防いでくれます。真空コンテナは野菜やお菓子などの保存に使える容器ですが、ドッグフードの保存容器としても使える作りです。蓋についているボタンを押すだけで真空状態になるので、使い方が楽チンなところもポイントです。
保存時の密閉性で選ぶなら「真空コンテナ」がおすすめの保存容器です。
マルカン「オリジナルフードストッカー」

見た目も可愛らしいドッグフードストッカーです。さほど大きくは見えませんが、小粒のドライフードなら1キロも収納できます。オリジナルフードストッカーは密閉性が高く、ドライフードの酸化を防いでくれます。臭い漏れや湿気も防止できるため、ドライフードを保存するときのお悩みには一通り対処可能。また、オリジナルフードストッカーは計量カップが容器の蓋になっている点がポイントです。
「保存容器を使っているうちに計量カップを失くした」という話はよく聞きますが、オリジナルフードストッカーは蓋が計量カップなので、失くす心配はありません。
パール金属(PEARL METAL)「エアロックコンテナS型 H-5861」

気密性と防水性が高く、ウェットフードと半生フードのどちらにも使える保存容器です。色々なサイズが販売されているため、愛犬の食べる量などに合わせて容器を選べばドッグフードの小分けにも使える優れものです。
ドッグフードをこの容器に移し替えてもいいですが、ウェットフードのパッケージごと容器に入れて保存してもOKです。
スケーター 「ミニミニシール容器 10個セット」

ウェットフードや半生フードを小分けにできるミニ容器です。小分けにする容器が大きいと、食事量の少ない犬や小型犬の場合は「容器に対して移し替えたフードが少ない」となってしまうことがあります。この容器は小型犬などのフードに使いやすいサイズ感です。また、中身がよく見えるところがポイントです。
愛犬の食事にトッピングをしている人やフードをローテーションしている人は、中身をしっかり確認できることで、間違えて愛犬にご飯を出してしまうことを防げます。
S-Lifeeling ペット缶詰用 「シリカゲル」

ペット用の缶詰系フードに使える蓋です。ウェットフードなどの場合は別容器に移し替えて保存する他に、缶詰のままで保存することもあります。シリカゲルで蓋をしておくと、缶詰自体が保存容器に変身するため便利です。シリカゲルの優れたところは、ドッグフードの臭いを外に漏らさない点です。
冷蔵庫でドッグフードを保存したときに臭い漏れがあると、冷蔵庫の中の料理や食材に臭いが移ってしまうことも。シリカゲルは臭い漏れを防いでくれるので、ドッグフードの臭いが心配な時に重宝するアイテムです。
まとめ
ドッグフードには賞味期限や特徴、タイプ別に3種類のタイプがあります。タイプが異なると保存場所や保存方法が異なるため、タイプにあった方法で保存することで愛犬に最適なドッグフードを与えることができます。さらに、ドッグフードの保存方法を知って、保存方法にあわせた容器を選ぶこともポイントになります。
愛犬のためにせっかく選んだドッグフードです。ドッグフードに合わせた保存をして、愛犬に美味しいフードを食べさせてあげましょう。