ドッグフードに含まれる注意したい添加物

ドッグフードに含まれる注意したい添加物を一覧でご紹介!危険な添加物を与えていませんか?

  • 2021年11月1日
  • 知識
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添加物

ドッグフードに含まれる添加物を気にする人は年々増えている傾向にあります。しかし、添加物はたくさん種類があり混同することもありますよね。

飼い主さんは添加物をしっかりと理解して、愛犬の健康を考えたドッグフードを選んであげましょう。

今回は、ドッグフードに含まれている添加物の一覧を詳しくご紹介していきます。


大きく分けて4種類の添加物がある

添加物とは足りない栄養素を補ったり、自然素材だけで長期保存ができない時などに添加される物質のことを指します。

添加物には商品の劣化を防ぐために使用される「天然酸化防止剤・酸化防止剤」。商品を長く保存させるために使用される「保存料」。原材料だけで補うことのできないビタミン類やミネラル類を補填する「栄養添加物」。色や風味を付けて嗜好性を高める「着色料・甘味料」があります。

4種の添加物を詳しくご紹介

酸化防止剤

天然酸化防止剤

ミックストコフェロールやローズマリーは天然由来の保存料であり、愛犬の健康を害する恐れはありません。しかし、天然由来の保存料は人工添加物に比べて効力が弱いため、袋を開封してからはなるべく早めに消費するようにしましょう。

ミックストコフェロール

ミックストコフェロールは、植物から作られているビタミンEのことをいいます。ちなみに、ビタミンEは数種類あるトコフェロールの総称。トコフェロールは、α-トコフェロール・β-トコフェロール・γ-トコフェロール・δ-トコフェロールがあります。トコフェロールは、黄褐色の粘り気のある水に溶けない液体で、アルコールやオイルによく溶ける性質を持っています。

ローズマリー

ローズマリーは人間にとっても身近なハーブの一種。保存料の役割を果たしている他に、栄養素を補い、健康をサポートする働きもあわせ持っています。抗酸化作用があり、消化機能をアップさせ、リラックス効果もあると言われています。


酸化防止剤

ドッグフードはたくさんの産地の素材を使用するため、出荷されてから工場に届くまでに劣化や酸化をすることがあります。劣化や酸化が進むとフードの嗜好性が落ちたり、食べると体調が悪くなる恐れも。そのため、流通・保存をする際に劣化や酸化を遅らせ、品質を保つために酸化防止剤が使用されます。

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)・BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)

BHAとBHTは酸化によるドッグフードの変質を防ぐ目的で使用されている添加物。他のサイトなどを見ていると発がん性があると多くの記事で記載されています。しかし、実際は発がん性について証拠がなく、動物実験においても十分な証拠が得られていないので、IARC(国際がん研究機関)は発がん性について分類できないとしています。

エトキシキン

エトキシキンは有機窒素化合物で抗酸化剤として農薬や発火防止剤に使用されています。エトキシキン日本で食品添加物や農薬としての使用許可がない薬剤なので、エトキシキンが使用されているドッグフードは避けるべきです。

没食子酸(ぼっしょくしさん)プロピル

没食子酸プロピルは油脂類の酸化防止剤として使用されています。上記で紹介したBHAやBHTよりも強力な酸化防止剤なので、原材料に使われている際は避けましょう。


保存料

ソルビン酸カリウム

ソルビン酸カリウムはカビや細菌の繁殖を抑制するために使われている添加物。カビなどを防ぐためと言っても、愛犬が口にするものに使用されていると気が引けますね。


栄養添加物

ビタミン・ミネラルなど

栄養添加物はフードの栄養バランスを調整するために使用され、天然の酸化防止剤と同様に使用されていても問題ない添加物です。パッケージや公式サイトに栄養添加物と記載されていないことが多いので、ビタミン類、ミネラル類と記載されている場合は栄養添加物を使用していると判断できます。


着色料

着色料は原材料が採れる季節や産地によって色合いが変わる場合があり、見た目を統一するために使用しています。他にも人間が見て、「色鮮やかだから美味しそう」と錯覚するために使用されている場合も。外国では使用が許可されていない着色料もあるため、全体的に避けた方がいいかもしれません。


甘味料

甘味料
ソルビトール

ソルビトールは、人間向けのガムやキャンディーに使用されている糖アルコールの一種。日本では使用基準は特に設定されておらず、発がん性があるとの情報もありません。しかし、一応添加物。フードに使用されていないに越したことはありません。

キシリトール

キシリトールは歯磨き粉などに含まれる人工甘味料で、犬が食べると糖分解の仕組みが異なるため、低血糖や肝不全などを引き起こす可能性があります。

グリシリジン・アンモニエート

グリシリジンとアンモニエートは、甘味料として使用されることがある添加物です。しかし、この2つの添加物は人間食品に対し、安全性が確認されていない添加物。人間に安全性が確認されていないものを愛犬にあげたくありませんよね。

ビートパルプ

ビートパルプとは甜菜(てんさい)から砂糖を搾り出した粕を、アルコールで洗い流して乾燥させた副産物。犬にとって栄養素がほとんど含まれていないので必要のない添加物です。

    添加物のまとめ

  • 天然酸化防止剤:ミックストコフェロール・ローズマリー
  • 酸化防止剤:BHA・BHT・エトキシキン・没食子酸プロピル
  • 保存料:ソルビン酸カリウム
  • 栄養添加物:ビタミン類・ミネラル類
  • 着色料:赤色2,3,40,102,104,105,106号・黄色4,5号・緑色3号・青色1,2号
  • 甘味料:ソルビトール・キシリトール・グリシリジン・アンモニエート・ビートパルプ

注意したい添加物

  • 酸化防止剤:BHA・BHT・エトキシキン・没食子酸プロピル
  • 保存料:ソルビン酸カリウム
  • 着色料:赤色2,3,40,102,104,105,106号・黄色4,5号・緑色3号・青色1,2号
  • 甘味料:ソルビトール・キシリトール・グリシリジン・アンモニエート・ビートパルプ

添加物の基準値

基準値

日本ではペットフード安全法で、科学的知見に基づき添加物の上限値などが定められています。また、犬に与えると弊害のある添加物は一切使用することができません。

上限値

以下のものは上限値を超えて使用してはいけません。

分類 物質等 上限値(ppm)
添加物
  • エトキシキン
  • BHA・BHT
150(合計量)
※犬用はエトキシキン75ppm以下

上限がある添加物をわざわざ愛犬に与える必要はないため、原材料を確認して避けましょう。

見直される基準

これから基準が見直されるもの

分類 物質等
添加物
  • 亜硝酸ナトリウム
  • ソルビン酸

具体的な時期は明確ではありませんが、いつか基準が設けられる添加物なので既存のドッグフードに使用されている場合は避けてください。

購入をする時の注意点

ドッグフードを購入する際は、必ず原材料や公式サイトで添加物が含まれているかを確認しましょう。添加物は愛犬の健康を悪くする一番の原因です。

ソフトドライフードやセミモイストフード、ウェットフードは特に注意してください。水分を多く含むので、酸化を抑えるために添加物が使われている可能性が高い傾向にあります。

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添加物のまとめ

犬は有害な物質を含まないフードを食べることが健康に生活できる一番のです。添加物が入っているから悪いという考え方は人によって考えようですが、私はおすすめしません。

添加物が含まれていないドッグフードは、たくさん販売されているのでチェックしてみてくださいね。

愛犬のためにベストなドッグフードを選びましょう
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「犬が食べればドッグフードはなんでもいい」と考えている飼い主さんはいませんか?そんな人はドッグフードのタイプや成分、原材料にこだわってあげてください。

これから一緒に歩む数年間を、犬にとっても飼い主さんにとってもより良いものにするために、ドッグフード選びはとても重要なことです。

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