
犬を飼いはじめようと考えたらまず、何を用意すればいいのかを知り、子犬が生活する環境を作り上げていくことから始めましょう。迎え入れる準備は大変かもしれませんが、周りの人と協力して行ってください。
この記事では初めて犬を飼う人に向け、準備や決め事などについてご説明していきます。
迎える前に用意しておくもの
クレート

クレートは旅先や病院、公共の乗り物など犬と一緒にどこかに行く時に必ず必要になるもの。特に、子犬の場合はワクチンを接種している期間は、外で散歩することができないため、抱っこやクレートに入れて散歩します。小さい頃からこのクレートに慣れさせておくと、大きくなっても落ち着いてクレートに入ってくれます。
クレートは一般的に4タイプの種類があります。プラスチック製のもので丈夫な作りになっている「ハードタイプ」。折り畳み式や軽量のため持ち運びやすい「ソフトタイプ」。中型犬や大型犬などに最適な「キャスタータイプ」。キャリーバックにソフトゲージが付いている「防災用タイプ」などがあります。
ゲージ
家に人がいない場合や人がご飯を食べている最中には、ゲージに入れてあげましょう。ゲージの中にはこの後ご紹介する、「トイレシート」「トイレトレー」「犬用のベッド」「水入れ」「おもちゃ」などを入れておくことで、犬がノンストレスで長時間過ごすことができます。
現在販売されているものは、形を自由自在に変形できるタイプもあるので使い方はさまざまです。大型犬や活発に動く犬は、ゲージから出ないように屋根付きもあるので合わせて覚えておいてください。
犬用のベッド
大きくなってきたらベッドを購入すると思うので、子犬のうちからベッドを購入してもOKです。しかし、子犬は元気旺盛なのでベッドを噛んでいたずらをする場合も。最初は噛まないようにしっかりとしつけて、飼い主さんのムダ買いや後始末が大変にならないようにしましょう。
ドッグフード

初めて犬を飼う人は、子犬のドッグフードをよくみて判断してあげてください。生後1年を迎えるまでは子犬期で、その後の成長に影響する期間。身体や臓器が段々と発達していくため、タンパク質やアレルギーなどの様々なことに注意して選んで欲しいです。
もっと詳しく知りたい人がいましたら子犬におすすめのドッグフードランキングを参考にして、フードを選んであげてください。
食器(フードを入れるお皿・水入れ)
食器は100均でもいいので、ボウル状のものを選んであげるといいでしょう。犬が大きくなるにつれ、食事量も多くなっていくため買い替えが必要な場合もあります。
子犬はフードへの食いつきが凄いので、喉に詰まらせたり噛まずに食べて消化不良を起こす可能性があります。そのため犬がゆっくりと食べられるように、ボウルの真ん中に筒状のものを設置し、食べにくくさせるお皿も販売されています。
トイレシート・トイレトレー
トイレトレーはゲージの大きさをみて購入してください。(基本的にはゲージとセットで販売)トイレシートは30枚入りなどの大容量で販売されているため、2セットくらい購入して万が一無くなった場合でも対応できるようにしましょう。
子犬の時はワクチンを接種する関係で、外のお散歩はできません。お散歩中に排泄する犬がほとんどなので、雨の日などのお散歩できない時を考えてこの時期に室内でも排泄できる練習をしておきましょう。
おすすめのトイレシート
プレミアムペットシーツ「デオ・ダブル」は、掃除の手間を減らすことができる、吸収力・速乾性を兼ね備えたペットシーツです。
デオ・ダブルの特徴はなんといっても、両面吸収できるところ。たっぷり吸収できるので、多頭飼いをしている人やお留守番をしている愛犬にぴったりです。
アルコール・ウェットシート
この2つの主な使い道は、犬がトイレシート以外で排泄をしてしまった時に必要になります。排泄したところにアルコールをよく吹きかけてウェットシートで拭いてあげましょう。そうすることで、臭いでトイレの場所を判断する犬がシート以外での排泄を防止できます。
おもちゃ

飼い主と引っ張り合いができる「ロープタイプ」や走り回れる「ボールタイプ」のおもちゃがおすすめです。子犬は噛むことが好きなので、比較的柔らかく飲み込んだりしないようなおもちゃにしましょう。
子犬はどんなものにも興味を示すので、おもちゃではないもので遊ぶ可能性も。常に家の床などの犬が届く範囲は、最低限綺麗な状態に保っておくことも大切です。
シャンプー
犬のカットなどは自分では行えない人が多いと思うので、最低1ヵ月に1回くらいのペースでシャンプーを行いましょう。犬用のシャンプーは市販でも販売されているため、犬にあったシャンプーや獣医師さんにおすすめされたシャンプーを購入してください。
決め事

1人で犬を飼う人は、自分なりの決め事をある程度決めておきましょう。一方、家族で飼う人は家族全員で統一事項を決めて迎え入れることが大切。犬は家庭環境によって自分の立ち位置を決めます。
しつけ
しつけは言葉を決めてから行いましょう。例えば、「ダメ」と「ノー」など統一がされていない言葉は犬が覚えるのに時間が掛かってしまうことがあります。覚えさせる時間をアップさせたい人は、犬ができたらおやつなどをあげて、褒めてあげてください。
しつけについてもっと詳しく知りたい人は一番効果的なしつけ。あなたのしつけは本当に正しいのかを参考にしてください。
しつけの悩みが解消できるセット
犬を飼った人の9割程度が困ると言われている、しつけを全て解消できるものが「こいぬすてっぷ」です。愛犬に合わせて毎月カスタマイズされた商品が届きます!
こいぬすてっぷは獣医師さん監修のもと作られているので、効果には期待できます。この機会にぜひ購入してみましょう。
ごはんの回数と給与量を決める
ごはんは基本的に1日3回を目安に与え、給与量は購入したフードの裏面や側面に記載されている量を守りましょう。犬がお腹を空いたから1日に3回以上与えてしまうと、肥満体系や身体に悪影響となる恐れがあるため注意してください。
環境の整備
犬が来る前に家の環境を整えてあげてください。犬は繊細な生き物なので、家を隅々まで掃除し、できれば消毒などを行っておくと尚いいでしょう。ゲージの設置やトイレシートの設置など犬が行動しやすい内装を考えて、配置してあげてもいいかもしれませんね。
ノミやダニアレルギーになるため干せるものは一度天日干しし、収納にしまってあるタオルを使う場合は洗ってから使用してください。
犬を飼う時の手続き

自分の手元に愛犬が来てから約30日以内に、お住いの地域で届け出を行ってください。犬の所有者を明確にし、どこで飼育されているかを把握するためです。※引っ越しをした場合も移転先に届け出が必要です。
生後91日を過ぎている場合は、毎年1回の狂犬病予防接種を打つことが義務です。まずは、お住いの市区町村が行う「集合注射」について調べておき、開催されていない地域は動物病院に連絡してみましょう。
狂犬病など犬のワクチンについて詳しく知りたい人は犬のワクチンは必要?感染症から守るための注射を参考にしてください。
もし犬が迷子になってしまった場合などは「鑑札」「注射済票」が頼りになります。鑑札には登録番号が記載されているため、迷子になってもどこの犬かわかることができます。注射済票があると狂犬病注射を接種している証拠になります。
- 住んでいる市区町村で犬の登録をする
- 狂犬病注射を打たせる
- 犬に鑑札と注射済票を装着させる
まとめ
犬を飼う前の準備は何を用意したらいいのか、不安になるかもしれません。
購入するものや環境、注射など飼い始めたらたくさんの世話をしなければいけません。忙しく、何かを忘れることがないように1週間前くらいからは用意を始め、慌てずに対応してあげましょう。不安な人は、犬を飼っている友達にアドバイスをもらうといいかもしれませんね。
犬が住みやすい環境を提供してあげて、1日でもあなたと楽しく過ごせる準備を今から行いましょう。