犬のマイクロチップ装着

犬のマイクロチップ装着はいつから?費用や登録方法をご紹介

  • 2021年8月10日
  • 知識
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あなたは、犬のマイクロチップ装着が義務化されるのをご存じでしょうか。

この記事では義務化されることを知らなかった人のために、いつから装着しなければならないのか、その目的や登録方法などをご紹介いたします。

愛犬を守るためにも、ぜひこの機会にマイクロチップの理解を深めてくださいね。


そもそもマイクロチップとは?

マイクロチップとは言葉の話せない犬にとって、飼い主の元へ帰るための迷子札のようなもの。今まで定番だった名札は外れてしまうこともありますし、飼い主さんの個人情報をぶら下げて歩くのも抵抗がありますよね。犬に痛みや不快感はないのかなど気になる人もいらっしゃることでしょう。読み込み方や義務化について順を追って説明していきます。

マイクロチップの読み込み方

マイクロチップ自体は直径2mm長さ8~12mmで筒状の形をしており、注射針で首もとに注入します。読み取りには専用の機械を使用します。3,000円代から販売もしており、だれでも手に入れることが可能。サイズもさまざまですが、大きくないものもあるので自宅に置いても邪魔になりません。動物病院でも読み取ってもらえるので、マイクロチップは義務化されますが、読み取り機械は必ずしも所有する必要はありません。

いつから義務化されるの

マイクロチップは2019年6月に改正動物愛護法が成立したことにより、2022年6月より犬や猫を販売する業者に向けて義務化されます。ペットショップやブリーダーがその対象。海外では日本より、マイクロチップの装着が進んでおり、日本に動物を輸入する場合にはマイクロチップの装着が2004年から義務化されています。

なぜ義務化されたの?

今回義務化された理由は犬や猫の違法な放棄や遺棄、虐待や無責任な繁殖、脱走から行方不明になり、保健所に保護された後の殺処分を減らすためです。

殺処分を減らすため

犬や猫の殺処分はここ10年で減少していますが、それでも年間で4万匹もの動物が殺処分されています。(2018年)飼い主からの依頼がある悲しいケースもありますが、その多くは所有者不明の迷い犬や野良猫。彼らに飼い主がいたのであれば、マイクロチップを装着していれば防げたと言えるでしょう。

迷子や震災の時に見つけやすくするため

飼われていたペットが何かのきっかけで迷子になってしまった時に、自宅に帰れなくなることもあるでしょう。また、自然災害の多い日本においてペットは避難所に連れていけなかったり、騒動の中ではぐれてしまうことも考えられます。そんな時にマイクロチップがあれば、飼い主と再会することは難しくありません。

       

マイクロチップのメリット・デメリット

マイクロチップを入れるメリット・デメリット

メリット:①安心迷子札

簡単に言ってしまえばマイクロチップは迷子札です。犬は話すことができませんから、情報が埋め込まれていたら安心です。飼い主の住所や電話番号がわかれば、愛犬が自宅に帰ってくることができます。

メリット:②愛犬の命を守る

迷い犬となってしまった場合、残念ながら保健所に連れていかれ、最終的には殺処分が待っています。マイクロチップを装着することで飼い主の元へ戻ることができるので、命を救うことができるでしょう。また、飼い犬として暮らしてきた犬は自分で餌や寝床を確保することが難しく、そうした意味でも命を守ることにつながります。

メリット:③病院で装着してもらえる

どうやって装着するのかわからないという人もいると思いますが、病院で請け負ってくれるのでそこは安心です。装着は飼い主の理解も必要ですが、ペットの販売元に義務がかせられていますので、大きな手間は掛かりません。

デメリット:①愛犬にストレスがかかるかも

普通の注射針より太い針が身体に入るため、ストレスが掛からないとは言えないでしょう。犬にとってはつらい瞬間かもしれません。しかし、装着後のメリットを考えれば、我慢してもらうべきです。麻酔を使用できる場合もあるので、病院に問い合わせてみましょう。

 

デメリット:②費用が発生する

マイクロチップの装着には費用が発生します。病院によって違いますが3,000円から5,000円程度ですので、最寄りの動物病院に確認してみましょう。その費用とは別に犬の登録料として別途1,000円がかかります。義務化になる前にはかからなかった費用なので、さほど高額でないとしても、デメリットになり得るでしょう。

デメリット:③読み取り機が必要

名札を首からかけておくのと違って、読み取り機がないと情報を見ることができません。個人情報が簡単に流出しないというのはメリットですが、首元を見ればどこの犬だかわかるというイメージがあると、少しまどろっこしく、面倒に思えてしまうかもしれません。読み取り機は個人で所有しなくても、専門機関で読み取りが可能です。

どこに埋め込まれるの?

首の後ろに埋め込まれるのが一般的です。注射器で注入しますが、なるべく痛くないように配慮されています。大切な血管や神経などに影響しないように、獣医師が装着してくれるので安心です。

登録方法はどうするの?

マイクロチップの申請書類を記入して登録することで、身分証明になります。ID番号が登録できる他に、飼い主の名前や住所、連絡先を登録することができます。GPSをつけていれば、愛犬がどこにいるのか一目瞭然です。

費用はどのくらいかかる?

費用は病院によって異なりますが、数千円程度です。装着に費用と別に登録費が1,050円発生します。高額ではありませんが、覚えておきましょう。

海外でのマイクロチップ採用について

ヨーロッパやアメリカをはじめ、世界各国でマイクロチップの装着は普及しています。その中でもオーストラリアやニュージーランドでは、マイクロチップを装着していないペットの輸入は全面禁止になっていたりします。海外に比べて日本は、2019年時点で犬へのマイクロチップ普及率は17.7%とまだまだこれからといった印象ですね。

Q&A

 
マイクロチップに関するFAQ
1.スマホで確認できるか?
現在スマホでの読み取りはまだできません。首輪に名札を付けて、QRコードを付けるといった方法であれば、スマホでの読み取りも可能です。
2.皮膚に触れるとわかるのか?
触るとカプセル状のものが入っているのがわかります。首の後ろなので、犬が自分で触ったりすることはできないため、破損などの心配はありません。
3.副作用はありますか?
副作用やショック症状についての報告はないので安心して大丈夫です。アレルギーが出ることがまれにあるようなので、そちらについては注意しましょう。

まとめ

犬のマイクロチップについて、理解が深まったでしょうか。義務化の後に犬を飼い出すのなら、マイクロチップは必須です。

もし散歩の途中にリードが外れてどこかへ行ってしまった時や、自然災害があって一時的に一緒に行動ができなかったら。そんな風に想像をして、愛犬を守る手段を選びましょう。

埋め込みは病院でしてもらえますし、読み取り機械を所持する必要もありません。装着に際し、費用が莫大にかかるわけでもありませんので、マイクロチップの着用は圧倒的にメリットの方が多いと言えるのではないでしょうか。

        
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