突然ですが、「ベニソン」という言葉をご存知ですか?
ベニソンとは、食用目的に採られた動物の中でも特に、鹿肉のことを指す呼び方。このベニソンは現在アレルギーが出づらいと呼ばれているラム肉と並んで注目を集めている食材です。
鹿肉は犬の祖先であるオオカミが主として食べてきたといわれている食材で、栄養バランスに優れていたり、他の肉類に比べてアレルギーが出づらいのが特徴。
さらに、高タンパク・低脂肪とドッグフードに最適な食材なんです!そこで今回は、鹿肉を使ったフードの特徴や選び方、おすすめの鹿肉ドッグフードをご紹介していきます。
鹿肉ドッグフードが人気の理由は?

高タンパク・低脂質でダイエットに最適
エゾシカを例にあげると牛肉に比べタンパク質は約2倍、鉄分は6倍、脂質が1/10というヘルシーなお肉なんです!これはまるで、鶏肉とレバーのいいとこ取りをしたようなお肉。
また、脂質の中にはDHAやアセチルカルニチンといった、認知症や記憶力の向上に効果があるものが含まれているため、老犬などにもおすすめできるタンパク源です。
原材料 | 鉄分 | タンパク質 | 脂質 |
---|---|---|---|
鹿肉 | 6mg/100g | 26g/100g | 3g/100g |
牛肉 | 0.8mg/100g | 15g/100g | 35g/100g |
豚肉 | 0.5mg/100g | 18g/100g | 10g/100g |
鶏肉 | 0.4mg/100g | 22g/100g | 4g/100g |
表を見ていただくと、鹿肉は他の肉類に比べタンパク質が高く、脂質が低いことがわかります。そのため、少量でも十分なタンパク質を摂取することが可能。
脂質が低く、他の栄養素も豊富に含まれているため、最近太り気味の犬などにダイエット目的で鹿肉ドッグフードを与えている人もいるそうですよ!
ダイエットで体重が300g減ったよ!
— チェイルの犬修日記✍️🐾 (@Cheil20200522) March 27, 2021
今日は鹿肉を入れてもらいました🍖♥ pic.twitter.com/lz5pEqqrWE
アレルギーが出にくいタンパク質
食物アレルギーになる可能性が高いといわれている原材料には、牛肉や豚肉があります。アレルギーが出る要因はタンパク質。遺伝なども関係しますが、そのほとんどは食べたことのある食材が多く、免疫機構がタンパク質を不必要なものと誤認するからなんです!
その点、鹿肉を使用しているドッグフードはここ最近まで作られていなかったため、アレルギーのリスクが低いと考えられています。
アレルギーを発症すると通院費がかかったり、愛犬の元気が無くなることもあるので、ドッグフードで早めの対策をするのがおすすめ!
鹿肉ドッグフードをおすすめする犬
- アレルギーが気になる犬
- 体重管理をしたい犬
- 活動量が少ない犬
- 老犬を飼っている人
鹿肉ドッグフードの選び方
ここからは鹿肉が気になる人のために、鹿肉を使ったドッグフードの選び方をご紹介していきます。
普段気にしない点があるかもしれないので、ぜひ参考にしてくださいね!
添加物不使用のものを選ぼう
添加物が使われているかどうか、気にしている飼い主さんは年々増えてきていますので、参考程度に記載します。
添加物は大きく分けて体調不良や消化不良を起こしやすいものと使われていても問題ない、2種類に分けられます。
安全な添加物
- 天然酸化防止剤:ミックストコフェロール・ローズマリーなど
- 栄養強化剤:ビタミン類・ミネラル類
注意したい添加物
- 酸化防止剤:BHA・BHT・エトキシキン・没食子酸プロピル
- 保存料:ソルビン酸カリウム
- 着色料:赤色2,3,40,102,104,105,106号・黄色4,5号・緑色3号・青色1,2号
- 甘味料:ソルビトール・キシリトール・グリシリジン・アンモニエート・ビートパルプ
鹿肉ドッグフードに限らず、ドッグフードを選ぶ際は無添加や100%無添加と記載されているドッグフードが安全!
安全な鹿肉か確認しよう
ドッグフードに使用されている鹿肉(ベニソン)は野生で採られたものが一般的なので、抗生物質やホルモン剤などの身体に悪影響をもたらすものは少ないようです。
しかし、野生の鹿は寄生虫やE型肝炎ウィルスに感染している可能性が、、、。
日本の法律では解体するときに病気の検査が義務付けられていないので、鹿肉ドッグフードの購入を考えている人は、公式サイトで確認したり、直接業者に連絡を取ることをおすすめします。
原材料や製造工場が開示されているものを選ぼう
安全な鹿肉か確認出来たら次は、原材料や製造工場もチェックすると失敗しない選び方ができます!
鹿肉ドッグフードに限った話ではありませんが、やっぱり原材料の産地や製造工場などの情報が明確にわかっていると安心ですよね。
日本は他の国と比べてドッグフードに対しての法律が厳密に定められていないため、細かい情報が開示されているドッグフードを選ぶことをおすすめします。
注意するポイント- 保健所の食肉処理業の営業許可を得ている
- 工場の安全性
- 国産の鹿肉を使用しているのか
鹿肉は手作りご飯にもぴったり!

鹿肉は手作りご飯としても重宝されている
鹿肉はトッピングとしても人気があります。調理の仕方によりますが、低温で調理された鹿肉は、胃腸に負担をかけにくく、少量でも十分なタンパク質を摂取可能。
ほとんどの鹿肉ミンチはバラ凍結で、使いたい時に使いたい分だけ使用できるため、与えすぎや無駄な解凍を防ぐこともできます!
解凍方法
- 使用する分をお皿に移す
- ラップをかける
- 20~30秒毎に様子をみて解凍する
- 解凍したら温度をみてドッグフードに盛り付ける
今回はTASHIKAが販売している鹿肉ミンチをご紹介!野生鹿の増加が問題視されていた兵庫県多可町。獣害駆除されていた鹿を有効活用できないかと考えられ作られたのが、TASHIKA鹿肉ドライドッグフードです。
TASHIKAが販売している鹿肉ミンチは、愛犬への手作り食を作りたい人やドッグフードに混ぜて与えたい人用に作られています。この鹿肉ミンチは、嗜好性を高めるためにわざと血抜きを少なめにしている特徴も。犬の祖先であるオオカミが食べていた鹿を忠実に再現しようとしている証拠ですね。
おすすめの鹿肉ドッグフード
鹿+(シカト)は、国産の鹿肉を使用して作られた、総合栄養食ドッグフード。他に使用されている食材は、もちろんヒューマングレードで、国産の食材を使用しています。
鹿肉は、高タンパク・低脂質でアレルゲンになりにくいため、アレルギーを気にしている人や活発な運動量のある犬にぴったりな食材です。さらに、余計な人工添加物は一切使用されていないので、安心・安全なドッグフードです。
通常価格 | ¥2,400(税込)/600g |
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定期便価格 | ー |
第一主原料 | 鹿肉 |
タンパク質 | 30%以上 |
原産国 | 日本 |
エネルギー | 340kcal/100g |
まとめ
鹿肉ドッグフードを最近良く耳にするけど、手を出せずにいた人は多いのではないでしょうか?
他の動物性タンパク質と比べてアレルギーが出にくく、高タンパク・低脂質なので、アレルギーが気になる犬や肥満傾向の犬にぜひ試してもらいたい商品です!