
ドッグフードの主原料として人気を誇る鶏肉には、どのような栄養効果が期待できるのでしょうか。
今回は、鶏肉の特徴やチキンが使われているドッグフードの選び方、おすすめドッグフードをランキング形式でご紹介させていただきます。
鶏肉の特徴

高タンパク質・低脂肪の万能肉
鶏肉には犬の身体の約20%を占める構成成分であるタンパク質が豊富に含まれており、それに加えて脂肪分が少ない(牛や豚の半分程度)のが特徴です。
筋肉の強化にも優れており、肉の中でも消化吸収性に優れているのもメリットです。
栄養素が豊富に含まれている
アミノ酸が豊富に含まれている
鶏肉には犬の体内で合成することができない、必須アミノ酸がバランスよく含まれており(アミノ酸スコア100)、加えて牛肉や豚肉より必須アミノ酸含有量が多いのが特徴です。
ビタミンAが豊富に含まれている
鶏肉にはビタミンAが豊富に含まれており、粘膜や皮膚の健康維持や免疫力アップに役立ちます。
なお、ビタミンAは栄養学的に最も重要なビタミンであるとも言われています。
抗酸化成分が豊富に含まれている
抗酸化作用が期待できる「イミダゾールジペプチド(アンセリン・カルノシン)」が豊富に含まれており、運動量の多い犬の疲労回復効果や、激しい運動・老化に伴って生じやすい体内の活性酸素除去が期待できます。
不緩和脂肪酸が豊富
鶏肉にはコレステロールを低下させるために有効な、不緩和脂肪酸が豊富に含まれているため、体重管理を行いたい犬や生活習慣病が気になる犬にもおすすめです。
オレイン酸が含まれている
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロール増加が期待できるオレイン酸が含まれているため、動脈硬化予防が期待できます。
ドッグフードでよく使用される部位別の特徴
むね肉は脂肪が比較的少なくて、タンパク質量が多いのが特徴。その他、もも肉はタンパク質や脂肪に加えて鉄分が多く、ササミ部分は低タンパクでタンパク質量が最も多い部位です。
鶏肉が使われているドッグフードの選び方

産地で選ぼう
チキンが使われているドッグフードは、鶏の産地が明確になっているドッグフードを選ぶと安心です。
最近では、チキンが主原料のドッグフードというだけでなく、使用している部位も明確に情報開示しているドッグフードも多いので、産地と部位が明確になっているものを選ぶと良いでしょう。
原材料をみて選ぶ
ドッグフードを選ぶ時は、ホームページやラベルに印字されている原材料を確認することが大切です。
チキンが主原料のドッグフードであれば、動物性タンパク質であるチキン使用割合が高いものを選ぶと良いでしょう。
4Dミートは避ける
4Dミートとは、以下のような低質な肉を指しますので、ドッグフードを選ぶときは安全性に配慮して避ける必要があります。
原材料に「チキンミート」や「チキンミール」、「~副産物」の表記があるドッグフードは避けましょう。
無添加フードを選ぼう
種類によっては、長期継続摂取することで下痢や嘔吐などの消化器系症状や発がんリスクを高める危険性がある物質もあるので、人工添加物が含まれたドッグフードはおすすめできません。
基本的に添加物はペットフード安全法で、犬の身体に害が及ばないよう配合量の上限が設けられていますが、無添加に越したことはありません。
総合栄養食を選ぼう
チキンが主原料のドッグフードを選ぶときは、AAFCOの栄養基準を満たした「総合栄養食」表記があるドッグフードを選びましょう。
この表記があるドッグフードに関しては、犬に必要な栄養素をバランス良く含んでおり、健康体の犬であればドッグフードと水だけで生命維持ができることを意味します。
鶏肉が使われているドッグフードのメリットデメリット
メリット
高タンパク・低脂肪で体重管理ができる
鶏肉は高タンパク・低脂肪で、犬に必要なタンパク質が豊富に含まれているのにも関わらず、肥満や病気の原因となる脂肪分が少ないのがメリットです。
バランスの良いアミノ酸や栄養素が含まれている
鶏肉にはバランスの良いアミノ酸が含まれており、アミノ酸の質を示すアミノ酸スコアにおいても100。ビタミンAや抗酸化成分、オレイン酸など、栄養素が豊富でバランスよく含まれているのもメリットです。
デメリット
アレルギーがある犬には不適切
鶏肉に食物アレルギーがある犬の場合は、様々なアレルギー症状を示すため不適切です。
良い鶏肉は高額になりがち
鶏肉に限ったことではありませんが、質の良い肉やブランド肉を使用している場合は、ドッグフードの価格が高額になることがあります。
当サイトでご紹介しているドッグフードを徹底比較
ここでは当サイトでご紹介している鶏肉を使用したドッグフードを比較してみました。
質が高い鶏肉は「オーガニック」や「ブランド名」、「原産地」が具体的に記されているドッグフードという結果になりました。
普段なんとなくドッグフードを購入している人は、原材料や公式サイトに記載されている動物性タンパク質を見ることをおすすめします!
商品名 | 使用しているチキン | 通常価格 | タンパク質 脂質 |
---|---|---|---|
![]() SOLVIDA(ソルビダ) | オーガニックチキン生肉 | ¥4,675(税込)/1.8kg | 25% 15% |
![]() ROYAL CANIN(ロイヤルカナン) | 鶏肉、七面鳥肉 | ¥3,244(税込)/2kg | 19% 12% |
![]() GreenPlus(グリーンプラス) | 鶏肉 | ¥2,200(税込)/1kg | 19.9% 2.9% |
![]() ビタワン | チキンミール肉 | ¥1,336(税込)/6.5kg | 20% 8% |
![]() gowan(ごわん) | 兵庫県産ひね鶏肉 | ¥2,530(税込)/1kg | 23% 5% |
![]() レオ&レア | 徳島県産鶏生肉 | ¥2,700(税込)/800g | 25% 9% |
![]() ドッグフード工房 | 国産鶏肉 | ¥1,870(税込)/750g | 22% 6% |
![]() Naturol(ナチュロル) | 兵庫県産鶏肉 | ¥3,900(税込)/850g | 23~27% 10% |
![]() UMAKA(うまか) | 九州産華味鳥 | ¥5,478(税込)/1.5kg | 24.5% 11.5% |
![]() 馬肉自然づくり | 鹿児島県産鶏肉 | ¥3,480(税込)/1kg | 27% 11.1% |
![]() このこのごはん | 国内産の鶏ささみ | ¥3,850(税込)/1kg | 22.8% 8.2% |
![]() ACANA(アカナ) | 新鮮鶏肉 | ¥4,200(税込)/2kg | 31% 17% |
![]() ARTEMIS(アーテミス) | フレッシュチキン | ¥2,310(税込)/1kg | 25% 4.5% |
![]() LOTUS(ロータス) | チキン、チキンミール | ¥3,410(税込)/1kg | 24% 12% |
![]() MogWan(モグワン) | チキン生肉 | ¥4,356(税込)/1.8kg | 27% 10% |
![]() Nutro(ニュートロ) | チキン、チキンミール | ¥4,831(税込)/3kg | 21% 13% |
![]() Orijen(オリジン) | 新鮮な鶏肉とレバー | ¥6,550(税込)/2kg | 38% 18% |
![]() CANAGAN(カナガン) | チキン生肉、乾燥チキン | ¥4,708(税込)/2kg | 29% 15% |
![]() やわか | 九州産華味鳥 | ¥6,578(税込)/1.2kg | 17.3% 7.6% |
![]() カナガンウェットドッグフード | 骨抜きチキン生肉 | ¥3,520(税込)/400g×3 | 10.5% 6.1% |
![]() Butch(ブッチ) | チキン | ¥4,455(税込)/800g×3 | 10.5% 8% |
![]() ネルソンズドッグフード | 乾燥チキン、チキン生肉 | ¥8,580(税込)/5kg | 29% 13% |
![]() 和漢みらいのドッグフード | 鶏肉 | ¥5,720(税込)/1kg | 30% 9% |
![]() カナガンデンタル | 七面鳥肉、乾燥チキン | ¥5,456(税込)/2kg | 33% 17% |
![]() ユニ・チャーム グランデリ | チキンミール肉 | ¥1,292(税込)/1.7kg | 17.6% 5.6% |
次のおすすめランキングでは、比較表や値段など複数の項目から管理人が選んだドッグフードをご紹介します。
ぜひ、参考にしていただき、もし気になるフードがあれば実際に体験レビューを記載してある詳細ページに飛んで詳しく見てみてくださいね!
鶏肉が使われているドッグフードのおすすめランキング
- うまか4.7
ヒューマングレードを超えるとも言われているうまかドッグフードは、九州の鶏肉ブランド「華味鳥」を主原料として使用した良質なドッグフードです。消化吸収性が良く、高タンパク質・低脂質で運動量が少ない室内犬に適しており、腸内の健康維持が期待できるビフィズス菌やオリゴ糖を配合しています。
その他、関節の健康維持に有効とされるグルコサミンやコンドロイチンも配合されているため、四肢の健康維持に配慮したい犬にもおすすめです。
通常価格 ¥5,478(税込)/1.5kg 定期便価格 ¥3,278(税込)/1.5kg 第一主原料 鶏肉 タンパク質 21.5%以上 原産国 日本 エネルギー 350kcal/100g \在庫残りわずか!! /
まとめ
今回は、犬に嬉しい高タンパク・低脂肪、消化吸収性に優れた鶏肉を主原料としたドッグフードについてご紹介させていただきました。
近年、非常に多くのドッグフードが販売されていますが、鶏肉が主原料になっているドッグフード選びでは、鶏肉の産地や含まれている添加物、総合栄養食基準をクリアしているか等に配慮して、愛犬の健康維持に役立つものを選んであげましょう。